Nr.15   2001.6/3〜6/22
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背後に京浜東北線が写ってはいるが、今回のお題はクルマである。画面中央に鎮座する自動車、フツーの人には単なるクラシックカーにしか見えないであろうが、拙者のごときシトロエン主義者は黙ってひれ伏す“トラクシオン・アヴァン・シトローエン”。
 デビュウは1934年。世界初の本格的量産“前輪駆動”車にして、自動車史を塗り替えた傑作車。FWDのみならず、低重心のモノコック・ボディと独立懸架のサスペンションも当時としては画期的で、それらがもたらした優秀なロード・ホールディング性能は『これに乗れば、誰でもグランプリカーのようなコーナリングができる』とまで言われたほど。もっとも、ステアリングが死ぬほど重いとか、ドライブジョイントがすぐヘタレるとかいった弱点もあるらしいが(^^;) 
 秋葉原の電気街口外れに路駐していた現車は、背後にトランクを有する、11CVレジェ の戦後型末期モデル。とはいえ、もはや半世紀近い昔のシロモノであり、今のご時世じゃ道楽グルマ以外の何物でもないが、持ち主はコレに乗ってアキバへ何しにきたのだろう。このあと家電の入った段ボールにでも後席を占拠させて家路についたかどうかは知る由もないが。 
シトロエン11CVレジェ(1953年以降モデル) JR秋葉原駅付近 明神坂ガード前  2001.6.2/Kodak DC3800

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