Nr.43   2002.5/25〜6/7
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▲一日に列車が数本しかやってこない路線といえば、今はなき国鉄清水港線や日中線あたりが有名だったが、私鉄における雄は何といっても南海電車の和歌山港−水軒間であろう。一日たったの2往復。しかも事実上空気輸送で、たまに乗ってくるわずかな客は物見遊山の鉄道ファンばかり、という区間である。
 そもそもは和歌山県が和歌山南港の貯木場の貨物輸送を目的に建設した路線であるが、皮肉にも開業を控える頃には、木材の輸送は既にトラックに置きかえられており、1971年3月より南海に委託してとりあえず旅客列車を走らせるようになった。しかし前述のとおりマトモな利用客は無いに等しく、“税金のムダ遣い”を30年余りにわたって放置しつづけてきたようなものだった。
それにもこの5月25日を以って遂に終止符が打たれる。遅すぎた幕、というべきか。
南海電鉄和歌山港線 水軒 クハ3902+(モハ1521形) 1987.9.1  F-1  50mm  KR  *関連記事日誌にあり

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