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2003年1月5日〜3月22日

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★2003年3月22日/Bトレイン用動力はナロー馬鹿の救世主たりえるか

このたびKATOから発売された小型車両用動力ユニット
バンダイの玩具・『Bトレインショーティー』のNゲージ化に用いることを主眼とした製品であるが、
Nゲージのボギー動力ユニットとしてはひじょうに小さい部類に入り、しかも安価(\2,000-)であるがゆえ、
巷のモデラーにはNの小型車輛やHOナローの動力に…と目を輝かせている方も多いと思う。
私も当然そういう手合いであったりする(笑)ので、さっそく手に入れて(もっとも、都心部の市場では
“瞬間蒸発”状態で、あいにく1個しか入手できなかったのだが…)いじくり回してみたのだった。


▲動力ユニットの外観。主要部分の寸法は、台車中心間32mm/WB11mm/車輪径φ5.2。
床上に置いた超小型モーターから、ユニバーサルジョイントを介して片側の台車を駆動。
台車枠は国鉄のDT33系を寸詰まりにデフォルメしたデザインとなっている。

 
▲で、お約束(笑)ながら、とりあえずバラバラにしてみた、の図。同社製品のセオリー通り、
ビス留めに一切頼らない巧妙な構成が特徴。下に敷いたマットが5cm方眼であることからそのサイズを実感していただきたい。
(なお、カプラーは写真ではKATOカプラーNに換装済だが、デフォルトはアーノルドラピードである)

 
▲キドマイティよりも一回り以上小さいモーターながら、製品パッケージ裏面を見ると
一応12V耐圧を謳っていたので、モーターだけ欲しさに買う価値あり!と一瞬色めきだったのだが、
なんのことはない、▼にあるがごとく抵抗がカマしてあったのだった。
モーター本体はおそらく耐圧3〜6V程度ではないかと思われる。


 

さてお次は、こいつが何に使えるか、という点である。▲が本来の(笑)使い方ではあるが、
まず第一のネックは、車輪が外側軸受による支持だということ。この方式は、走行抵抗が小さいかわり
別の形態の台車枠を付けることが困難だ(できなくはないが、ある種“素人にはお勧めできない”の世界)。
そうなると、国鉄DT33系に似通った見てくれの、コイルバネ式の台車をもつプロトタイプを選ぶのが無難である。

とりあえず思いついたのが酒井のF2。ボギー車のくせに5tの超小型、という林鉄用のDLだが、
『林鉄の軌跡』に掲載の、伊藤誠一氏作図の1/87図面にあてがってみたところ(▼)、
まあ車輪径や台車の寸法こそだいぶ異なるものの、床上部分は余裕でボディに収まる。
あくまで“雰囲気優先”と断り書きをつければ、意外とイケそうな感じだ。 

 
 

…しかしである。
この動力ユニットを実際に走らせてみると、色々と問題点が露呈した。
まずひとつはウェイト不足2枚上の写真のごとく、Bトレインとしてトレーラー2輛を繋げた場合
デフォルトでは平坦線でも起動時はややスリップ気味だし、手許の“デスクトップレイアウト”では全く坂を登れない。
ただ、それについては▼の写真のごとくウェイトを積み増してやれば済む話である。
この程度の補重で、デスクトップレイアウトでは+トレーラー2輛で問題なく走るようにはなった。

困ったのはそのあとである。
しばらく“デスクトップレイアウト”の上で周回運転をしていた。牽引力を試す意味もこめて、
適当なトレーラーをとっかえひっかえ繋げて、かれこれ5〜6分ほど運転しただろうか、
その直後上回りを外してもう一度バラしてみたところ…抵抗がチンチンに熱くなっていて、
それに接している床板(▼写真矢印周辺)が、溶けて変形していた(!)

よくよく思い直せば、ワールド工芸の完成品やガレージキットの類で、このテの12V非耐圧モーターを
使用している製品には、負荷のかかるトレーラーの増結や、長時間の連続運転を
避けるようにトリセツに明記されているのが常だ(マトモな?量産品のたぐいではアリイの弁慶号もそう)。
この『小型動力ユニット』も、しょせん取扱いには同じ心構えが必要ということかもしれない。
そうなると、パッケージのトリセツが▼に示したがごとく、この程度の情報しかないのは少々問題だろう。

もともと“12V非耐圧”にはちょっとアレルギーのある(^^;)私としては
安心して遊べないよなあ、とチト落胆していたところ、
追い討ちをかけるように、ウチの“連絡所”に、後輩のO君から↓のような書き込みがあった。

[183] Bトレ用小型動力車 投稿者:T-PF 投稿日:2003/03/13(Thu) 22:47

     作業部長様、お久しぶりです。
      4月から高鉄OBの仲間入りのOです。

      Bトレ用小型動力車の話題が出回っているようなのでちょっと小耳に挟んだネタを…
      実は内蔵抵抗値の関係で、連続6分前後の運転でモーターが「逝く」そうです。
      小売店に何件かの対応要求が来ているらしく、注意が必要との事です。
      つまらないネタですお役立てください。

前後して、リコールの噂が2ちゃんねるの関連スレッドでも立ちはじめたので
しばらく様子を見ていたところ、ついに去る3月19日付で、KATOの公式サイト
公式に製品の回収・交換が発表となったのである(**;)。

その“交換のお知らせ”の文面では、
『パーツ不具合により走行不能が発生する可能性のあることが判明いたしました。』となっているだけで、
どこの不具合なのかがわからない、というギモンは依然残るが、
いずれにせよこの小型動力、救世主というよりはとんだヌカよろこびだった、という
オソマツの一席でなのでありました(--;

いま、手許に1個だけあるコレを、販売店に戻そうかどうか迷ってますが
さんざん分解組立繰り返してるし、店に持ってくのもめんどくさいからこのまま放置かも?(^^;


★2002年3月6日/林鉄という名の魔窟へ

日誌はまたまた一ヶ月ぶりになってしまいましたねえ。
こんどから“作業部月報”にしましょうか?…(^^;

さて、このところ趣味の時間はすっかり模型漬けの日々です。それというのも、この度、

木曾モジュール倶楽部

…なるものに参加することになりまして、今まで個人的にナローの模型の中では比較的おルスだった
“林鉄”ジャンルに本格的に取り組むことになったからです。
なにしろ、運材車はボチボチ持っていたのですが、専用の機関車は1輛もなし
(モデルワーゲンの5t機の仕掛品が2台ほどあれど、組みかけで長らく放置状態…)という状態。
なんでかといいますと、森林よりは土木モノに惹かれていたこと、
そして周囲に猛者が多すぎてどうも腰が引けていた…というのがあったわけです。
西 裕之氏の名著・『木曽谷の森林鉄道』は好きでけっこう読み込んでいましたが、
どちらかというと“きそしん”そのものではなく、“酒井工作所製内燃機関車発達史”的な読み方をしていたきらいがありまして。
しかし、年明けいらい畑中シェフのお店にちょくちょくお邪魔するように
なってから、あれよあれよと引きこまれてしまったのでした(^^;

最終的にはモジュールを作ることが目的なわけですが、
ロギングについては知らないことが多すぎる、というのもありますし、
気分を盛り上げるためにまず車輛の整備からはじめなければ、と思い、
このところの週末は工作台にカジリついております。
もっとも、長らくハンダ付けとごぶさただったこともあり、それなりに悪戦苦闘していますが…

というわけで、ここひと月ほどの成果が↑の写真。
いずれもモデルワーゲン製品ですが、いちばん左のホイットコムは、着手から塗装まで
1ヶ月以内でこぎつけたという、作業のやたら遅い私としては新記録もの(ぉぃ)だったりします。
レタリングがこれからなので、ライトレンズ・窓ガラス・クリア吹きが棚上げで、まだ“完成”ではありませんが…
次位の酒井5tは、組みかけで放置だったものを再着手。
とはいえ、以前組んだときの歪みなどが気にくわず、事実上イチからやり直しです。
右の酒井F4は、あとは手スリと動力と塗装を残して…という状態。
他に運材車十数輛、客車も控えていてさあ大変。
肝心のモジュールはというと、材料は揃えたものの、まだ脳内でこねくり回しているだけで
図面も引いてなかったりします。早く手をつけなきゃねえ(^^;

ところでホイットコムに塗った色ですが、木曽の車輛にこんな色はありません(と思う)。
なぜかといいますと、北海道のとある森林鉄道という設定だからです。

『穂礼内森林鉄道は、一菱鉱業の運炭線のひとつである大胆張鉄道の終点・穂礼内炭山駅を
起点とする森林鉄道で、幌別営林局大胆張営林署の管轄下にあり……』

…なんていう妄想がじつは進行中だったりして。
“大胆張鉄道”の続編とセットでお目にかけられれば、と思っていますが、ハテいつの日になることやら(^^;


★2003年2月8日/一ヶ月ぶりなので近況報告でも…

もう4週間前のことだったりしますが。じつは1月半ばの連休を利用して、
別所温泉に一泊旅行に行ってきました。
で、その報告画像集を遅れ馳せながらようやくアップしましたので、こちら
ご覧いただければ幸いです。
最近は主に模型いじりにウツツを抜かしているのと、
ここ2週間ほど仕事が火を吹いていたおかげで、このページも作りかけのまま
あやうくオクラ入りするところでした(^^;)。


▲上田交通 中塩田 2003.1.11
 

話は変わって、先週の日曜、原宿(つっても某模型店)に買い物に行く用事があったので
ニョーボに「原宿行くから」と言ったら、いきなり「同潤会の写真撮ってきて」と言われました。
そう、すっかり忘れてましたよ、表参道の同潤会アパートがもうすぐブチ壊されるのを。
なので、デジカメでパシャパシャと撮り歩いてきましたが、ほうぼうのテナントのブティックやギャラリーも
櫛の歯が抜けるように移転済みで、解体間近を実感させられたことでした。


▲(同潤会)青山アパート 2003.2.2
 

我が家のトロッコを、数ヶ月ぶりにビニールシートひっぺがしてみたところ
トロの天板はウェザリングが効いてきて、線路の間にも落ち葉がタマってなかなかイイ感じになってきました。
なので、もうしばらく放置して様子を見ることにします?!(ぉぃ)

  
▲自宅 2003.2.2


★2003年1月5日/油断してたら3ガ日も過ぎてしまい

みなさま新年明けましておめでとうございます。
私めは貴重な正月休みを、風邪引き状態のまま今日に到ってしまったていたらくですが
如何お過ごしでしょうか。

さて、去る1月2日に、“カルタゴのシェフ”こと畑中 博さん主催の
模型オフ会にお邪魔してきました。
畑中さんはTMS誌No.670・671の誌面を飾った、造りこみのすばらしい簡易軌道のレイアウト・
『羅色町営軌道』の作者といえば頷かれる方も多いと思いますが、
本職は東京・中野にあるレストラン『カルタゴ』のシェフ。
お店のサイトの中に鉄道模型のページもあり、ご自身の作品やそのテクニックを
あますところなく公開されていらっしゃいます。また、掲示板は主に12mmや蒸機の好きな
モデラーの方々で賑わっています。
同様のオフ会は、昨夏にも実施されたのですが、そのとき私は用事があって
行きそびれたため、今回念願の初参加がなった次第。
オフ会の様子はこちらにアップいたしましたので、ご覧いただければ幸いです。


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