作業部表紙へもどる

小口川沿いに息づく2'6''軌道


新"エンジン"見参!
―――ダットサンからスリーダイヤモンドへ―――

update:2003.8.17



 

口建設(小口川軌道)の機関車は、長らく“2号機”が主力を務めてきたが、同機が今シーズンに入って不慮の事故でダメージを負ったため、山を降りて工場入場、結局台枠および車輪流用による新車を製造する運びとなった。
 去る8月12日、富山市内のとあるトラック・重機のサービス会社にて鋭意製造中の姿を見せていただくことができたのでご紹介しよう。
 2号機や無番号機がダットサントラックベースだったのに対し、今度のは三菱パジェロ
(L049GV形)の改造によるもの。しかしながら、基本的なスタイルの文法がまったくこれまで通りなのが嬉しい(?)。動力の伝達は、エンジン→トランスファー→フロントアクスルを経てチェーンで前輪に落とし、後輪へも別系統のチェーンで伝導する、という形態。変速機は種車の前進3〜5速を殺しただけの、MT前進2段・後進1段である。
 上回りはごらんの通りまだ丸裸で、キャブやエンジンルームの外板はこれから架装する段階であった。塗色がどうなるのかは聞きそびれたが、出来上がってからのお楽しみといったところだ。
 この会社の工場長さんにお聞きしたところでは、現車は盆明けの8月下旬に納車、9月には運転開始であろうとのこと。個人的になじみ深かった2号機の消滅は残念だが、心臓と上回りを一新したこの機関車が、一日もはやく小口川の軌道の新しい顔となる日を楽しみに待ちたい。(撮影すべて2003.8.12)


 


ステアリングホイールの残る運転席、助手席側に鎮座する燃料タンクと、今までと変わらぬ風情のコクピット。
 


こんどの種車は三菱車、エンジンのカムカバーにも“CYCLONE”のロゴが踊る。
 

 
種車の出自を物語るプレート。L049GVという形式のパジェロは、'86年4月から'90年1月にかけて販売されたモデルだそうだ。
 

 
左:背面を見る。中央にはトランスファーが覗く。/右:傍らには、切り出されたばかりと思しきボンネットの側板が。
 

 
例によって種車そのままの運転席まわり。シートに転がる三菱マークのグリルは、かつての2号機よろしく
そのままフロントを飾るのだろう。シフトレバーは、ゲートに蓋をすることで3〜5速を殺している。


◆新"エンジン”の角度(完成後の姿)へ

◆小口川沿いに息づく2'6"軌道 表紙へ

 ◆出版局表紙へ

◆作業部表紙へ